営利企業への就職の承認に関する年次報告(平成15年)について

平成16年3月

公平審査局

 

 人事院は、平成16年3月24日、国会及び内閣に対し、国家公務員法第103条第9項の規定に基づき、平成15年に行われた営利企業への就職の承認に関し報告した。

 公務員のいわゆる「天下り」に対する国民の関心は近時高くなってきており、国家公務員の営利企業への就職について一層の透明性が求められていることから、一昨年の報告において、各府省等が人事院の承認権限の委任に基づき行った本府省課長補佐等相当職以下の職員についての承認状況を新たに加え、すべての承認の処分について報告するなど、報告内容の充実を図り、さらに、昨年の報告からは、人事院が直接承認審査している本府省課長等相当職以上の職員について、就職に至る経緯、契約関係に係る依存度・関与額等を加えるなど、一層充実した内容で報告することとしている。

 

I 人事院承認分

 

1 

 承認件数

 

 

 平成15年に人事院において承認をした件数は78件、承認者数は74人である。このうち9件(9人)は、透明性の高い再就職の仕組みである「公正な人材活用システム」による就職である(別添参考1参照 PDF/4.99KB))。

 

 

 

 

 

【最近5年間の承認件数】

 

 

平成11年

平成12年

平成13年

平成14年

平成15年

承認件数

 62件

 41件

 70件

 59件

 78件

(承認者数)

62人)

40人)

69人)

58人)

74人)

 

 

(注)

 承認件数と承認者数とで違いがあるのは、就職先での地位変更、別の企業への就職等により、同一年内において同一人に対し複数の承認をしたことによるものである。

 

 

 府省等別承認件数

 

 

 府省等別承認件数は、財務省13件、経済産業省11件、国税庁及び国土交通省各9件、厚生労働省6件、文部科学省5件、その他の府省等25件である(内訳は別紙1のとおり (PDF/4.21KB))。

 

 

 本府省の課長以上及び管区機関の長の承認者数

 

 

 承認された者のうち、最終官職が本府省の課長以上及び管区機関の長であった者は、25人(33.8%)である(別添参考2参照 (PDF/6.98KB))。

 

 

 就職に至る経緯

 

 

 承認された78件の就職に至る経緯をみると、「官の斡旋、仲介などによる就職」44件(56.4%)、「職員の自発的な就職活動、知人の紹介などによる就職」21件(27.0%)、「公正な人材活用システムによる就職」9件(11.5%)、「既に就職している企業における地位変更」4件(5.1%)である。

 

 

 役員、非役員別の承認件数

 

 

 承認件数78件の営利企業での地位をみると、役員が18件(23.1%)、非役員が60件(76.9%)である。

 

 

 平均年齢

 

 

 承認された者の承認時年齢の平均は56.8歳(平成14年56.7歳、平成13年56.9歳)であり、その年齢階層別の人員は、次のとおりである。

 

 

【承認された者の年齢階層別人員】

 

 

年齢階層

平成13年

平成14年

平成15年

 49歳以下

 5人(  7%)

 1人(  2%)

 2人(  3%)

 50歳〜53歳

 3人(  4%)

10人( 17%)

 9人( 12%)

 54歳〜57歳

24人( 35%)

21人( 36%)

32人( 43%)

 58歳以上

37人( 54%)

26人( 45%)

31人( 42%)

69人(100%)

58人(100%)

74人(100%)

 

II 各府省承認分等
 

 

 承認件数

 

 

 平成15年に(1)「承認権限の委任により各府省等において承認をしたもの」及び(2)「各府省等が人事院の承認があったものとして取り扱ったもの」の合計件数は、731件である。

 

 

【最近3年間の承認件数】

 

 

平成13年

平成14年

平成15年

(1)

808件

704件

701件

(2)

 23件

 21件

 30件

合 計

831件

725件

731件

 

 

(注)1

 (1) 「承認権限の委任により各府省等において承認をしたもの」とは、人事院規則で定める行政職俸給表(一)9級以下等の職員についての承認権限の委任により、各府省等において承認したものをいう。

 

 

 (2) 「各府省等が人事院の承認があったものとして取り扱ったもの」とは、人事院規則に基づく特例基準(人事交流、早期転職、教育・研究及び任期付職員に係るもの)に該当するものについて、各府省等が人事院の承認があったものとして取り扱ったものをいう。

  

 

 府省等別承認件数

 

 

 府省等別承認件数は、国土交通省345件、旧郵政事業庁を含む日本郵政公社154件、文部科学省75件、財務省51件、国税庁28件、その他の府省等78件である(内訳は別紙2のとおり PDF/5.98KB))。

 

 

 

 

 

以  上   

 


 

 

 

 

別紙1

 

人事院承認分の府省等別件数 PDF/4.21KB)

 

 

 

別紙2

 

各府省承認分等の府省等別件数 PDF/5.98KB)

 

 

 

参考1

 

「公正な人材活用システム」による就職の承認一覧(平成15年) PDF/4.99KB)

 

 

 

参考2

 

本府省の課長以上及び管区機関の長の承認事案一覧(平成15年) PDF/6.98KB)

 

 

 


 

平成15年 営利企業への就職の承認に関する年次報告

 


 

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